妊娠中に葉酸を摂取した方が良いという理由と効果

監修医師:山中 薫子 先生

【資格】

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
母体保護法指定医師

【所属学会】

日本産科婦人科学会

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【経歴】

愛媛大学医学部卒業
明石市民病院産婦人科勤務
京都府立医科大学付属病院 産婦人科勤務
渋谷文化村通りレディスクリニック(院長)

妊娠すると葉酸を摂らなけらばならないのは本当?

胎児と母体に必須栄養素!妊娠中に葉酸を飲む理由と効果まとめ

妊娠時は、『胎児の正常な成長』の為に、葉酸が普段の『2倍』近く必要ですので、しっかり摂取しなければなりません。

 

葉酸には『細胞』をつくりだす役割があり、胎児の『成長』に欠かせません。葉酸が不足してしまうと、細胞が十分につくり出せず、一番最初にお腹の胎児の成長が始まる脳や脊髄という『中枢神経』が影響を受けやすくなります。

 

神経管閉鎖障害』に繋がる恐れもあり、歩行や排尿等に『障害を持った子』や『死産』を招くこともあります。

 

神経管閉鎖障害とは…妊娠前や妊娠初期に葉酸を摂ることで防止に繋がると言われている妊娠初期の先天異常です。詳細(先天性奇形とは

 

このことから『厚生労働省』や『産婦人科』でも、妊娠時の葉酸の摂取をすすめています。
母子手帳にも葉酸の摂取に関して記載されているんですよ。

妊娠中の葉酸はサプリや栄養補助食品からの摂取が基本

妊娠時に必要となる葉酸は、食事だけではなくサプリからも補うことが大切です。

 

葉酸は、ほうれん草や緑茶など身近な食品に含まれますが、『熱に弱く』調理の過程で失われたり、身体への『吸収率』も低めで、食品から十分な量を摂ることができません。

 

ポイントサプリの場合は、『モノグルタミン酸型の葉酸』が使われ、約85%の『高い吸収率』があるので、葉酸の不足分をしっかり補うことが可能です。

 

厚生労働省でも、妊娠時はサプリの摂取を推奨しており、『神経管閉鎖障害のリスク低減』に繋がるとしています。

葉酸はできれば妊娠前から飲み始めよう!

葉酸は出来れば妊娠前から…

なるべく『妊娠前』から飲んだ方が良いですが、『妊娠後』からでも遅いことはありません。

 

いつ妊娠して胎児の成長がはじまっても良いように、『妊活中』や『ベビ待ち中』から葉酸を摂ることが理想的です。最近では、多くの方が『妊娠1ヶ月前』などから葉酸の摂取を行っています。

 

すでに妊娠している場合でも遅いことはなく、妊娠後期まで『胎児の成長』に関与しますし、母体の『貧血予防』等にも役立ちます。

 

産後や授乳期に関しても、葉酸は『体力や子宮の回復』や『母乳の質』などにも働きかけるので、『出産』や『母乳育児』が終わるまでは続けたいところです。

 

胎児の神経管閉鎖障害リスク低減以外の葉酸の主要な働き

葉酸は、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らすだけではなく、母体の貧血予防や母乳の質向上などにも働きかけます。

 

妊娠中はもちろん産後や授乳中も活躍して、お母さんや赤ちゃんの健康をしっかり支えてくれます。以下に、妊娠時や授乳期の葉酸の効果をまとめてみました。

 

 

● 胎児の正常な成長

葉酸の細胞をつくり出す効果は、脳や脊髄の成長促進による、神経管閉鎖障害のリスク低減になるだけでなく、その他の器官や臓器等の成長サポートにもなります。
結果、正常な成長から、健康な赤ちゃんを授かることができます。

 

● 悪性貧血予防・改善

妊娠時は葉酸の消費量が多くなり、葉酸不足による悪性貧血というめまいや立ちくらみなどの症状が起きやすいです。
葉酸を補うことで、血液がしっかり造られて、貧血の症状も治まります。

 

● 妊娠高血圧症候群予防

妊娠5ヶ月~7ヶ月に起きやすく、血圧上昇に伴うけいれんや脳出血等の症状や、最悪の場合は胎児の死亡に繋がる恐れもあります。
葉酸は、血管の状態を良くしたり血流改善効果から、高血圧予防になるので、妊娠高血圧症候群の予防にもなります。

 

● 産後の体力や子宮回復

葉酸にはダメージを受けた細胞を新しく生まれ変わらせる効果もあり、出産で傷ついた身体の機能回復にも役立ちます。
実際に、産後に葉酸を摂取したお母さんは、体力や子宮の戻りが早いケースが多いです。

 

● 母乳の質や出の向上

母乳は血液からできており、葉酸には血液をつくる造血効果があるので、質の良い母乳がしっかり作られます。
母乳の量が増えると、自ずと出も良くなり、母乳育児がスムーズになります。

妊娠時に葉酸以外にも『ビタミン』や『ミネラル』も意摂しよう!

ビタミン・ミネラルなどの摂取もお忘れなく!

 

妊娠時は葉酸以外の『ビタミン』や『ミネラル』も不足しやすいので、これらの栄養もしっかり摂取しておきたいところです。

 

妊娠すると、胎児の成長の為に、たくさんの栄養が『消費』されます。例として、ビタミンB12や鉄分が血液を造ったり、ビタミンDやカルシウムが骨のつくるという具合に消費されます。

 

消費された栄養が不足すると、胎児の成長が『未発達』となったり、母体の『貧血』や『骨粗しょう症』を招くこともあります。

 

妊娠時は葉酸が注目されがちですが、その他のビタミンやミネラルも不足しやすく、胎児や母体に悪影響が及ぶこともあるので、葉酸同様にビタミンやミネラルの摂取も欠かせません。

まとめ

葉酸の必要性とその効果…ご理解頂けましたか?妊娠時の葉酸の必要性や効果等を中心にお話してきました。

 

繰り返しになりますが、葉酸は胎児の成長に欠かせない栄養で、『神経管閉鎖障害のリスク低減』に役立ちます。他にも、母体の悪性貧血改善、産後の体力や子宮の回復、母乳の質向上などにも有効となります。

 

ポイント食事からでは不十分なので、『サプリ』の摂取も必要で、いつ妊娠しても良いように『妊娠前』から始めることが理想的です。妊娠前からがベストですが、妊娠後にはじめても胎児の成長サポートに繋がる為、妊娠後からの摂取でも遅いことはありません。

 

葉酸に加えて『ビタミン』や『ミネラル』の不足も起きやすいので、葉酸だけではなくビタミンやミネラルを含むサプリを活用していくことがおすすめです。

 

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